【プロが解説】見積もりで騙されないための立面図の見方 手抜き塗装を回避する
投稿日: 2026.4.9

現地調査
外装工事を思い立ったらという流れの中でご説明させていただきました。その後、現地調査の中でも「こういったものを準備していただくとスムーズに進みますよ」という内容をお伝えさせていただいたんですけれども、今回はその中の一つ、「立面図」という部分についてお話ししていきたいと思います。
この立面図というのは、とても重要になってくる部分になりますので、今回はこの部分をピックアップして解説していきます。
仕様書などいろんな図面がありますが、その中に「立面図」というものがあります。まずはどういったものか見ていただこうと思います。
よく皆さんがお持ちなのは「平面図」ですね。マンションなどを購入する際に見る、間取りが分かる図面です。
ただ、今回重要なのはその平面図ではなく、「立面図」です。これが外壁塗装の見積もりに大きく関わってきます。
では、この立面図がどのように見積もりに影響するのかをご説明します。
立面図を使って何をするか?
お家の「数量」を計測します。外壁や屋根、細かい部分(破風など)まで、この図面から割り出すことができます。
新築時にはしっかりと計算された図面があり、多くは1/100の縮尺で描かれています。そのため、図面上で測った数値を100倍することで、実際のサイズを出すことができます。
つまり、お客様自身でも数量を計算することが可能です。
これによって、業者から出てきた見積もりの数量が正しいかどうかを確認することができます。場合によっては、怪しい業者の見分けにもつながります。
もし各社の数量がバラバラな場合は、ご自身で図面を測ってみるのも一つの方法です。
測り方について簡単に説明
外壁は基本的に縦×横で計算します。例えば高さ6.3m、横5.4mの場合、それを掛け算して面積を出します。
ベランダなども同様に個別で測ります。
その後、窓など塗らない部分は引きます。窓は塗装しないため、その面積を引かないと正しい数量にはなりません。
こうして外壁全体の面積から窓などの面積を引くことで、実際に塗る面積が算出されます。
このように、ある程度はお客様自身でも計算することができます。
実際に、お客様がご自身で計算されて、弊社の見積もりと一致していたため信頼していただいたケースもあります。
一方で、「外壁一式」「屋根一式」といった形で数量を出さない業者には注意が必要です。
そういった業者は、塗料の使用量や計算を明確にせず、後から追加工事を提案してくる可能性もあります。
そのため、立面図を使って数量をしっかり出しているかどうかは、業者選びの重要なポイントになります。
また、数量がズレていると、塗料の量も変わってしまいます。塗料によっては、規定の量を塗らないと本来の性能を発揮できないものもあります。
正確な数量は「品質」
さらに、数量が多く見積もられていると、その分費用も高くなってしまいます。
このように、立面図は価格・品質の両方に関わる重要なポイントです。
ぜひご自身のお家に立面図があるか確認していただき、業者に提出するだけでなく、ご自身でも確認してみてください。
今回は現地調査の中でも、この立面図という部分にフォーカスしてお話しさせていただきました。
「勉強になった」「分かりやすかった」と思っていただけましたら幸いです。













