塗装トラブル事例と対策まとめ|屋根・防水・高圧洗浄の注意点をプロが解説
投稿日: 2026.7.3

コメントに頂いたご質問にお答えいたします
補修はしてもらったけどそれが気になるっていうのであれば、それはまあ補修したことじゃないんじゃないかなと思うので、まあ僕はそういうふうに考えております。
中山コーティングの塗装専門家コラム。
皆さんこんにちは、中山塗装コーティングです。今回はですね、コメントで寄せられましたご質問にお答えしていきたいと思います。
波型スレート屋根の物置の塗装塗料について
ペンネーム貴志さん、タイトル「波型スレート屋根」。50代男性からのご相談です。
「波型スレート屋根の物置の塗装をお願いしたいと思っています。各社いろいろな塗料で迷っています。波型スレートはアスベストを固めたような一般的なスレートも倉庫ですが、水性塗料で大丈夫でしょうか?溶剤や水性どちらも迷っています。また下塗りはシーラーかカチオンフィラーどちらが良いでしょうか?」
こちらの質問に回答させていただきたいと思います。
溶剤塗料の方をおすすめさせていただきます。外壁なら水性でも全然問題ないと思うんですけれども、やっぱり屋根は一番紫外線を受ける部分ですので、耐久性を考えて溶剤塗料がおすすめです。
下塗りですね。劣化状況によって変えていくものなので状態を見ないと確定は難しいんですけれども、シーラー系もしくはカチオンフィラーで言うと、シーラー系の方をおすすめします。
カチオンフィラーというのは粉体と混ぜてガチガチに固まるもので硬いですので、動いてしまう部分に塗ってしまうと割れを起こす可能性があります。そのため下塗りはシーラー型のものでおすすめいたします。
また、この屋根材はアスベストを含んでいる可能性があるため、高圧洗浄の際などに飛散してしまうこともあり、取り扱いには十分注意が必要です。
屋根は塗らずに葺き替えをする、もしくはカバー工法で行うというのも一つの選択肢です。その方が安全性も踏まえておすすめできる方法だと思います。
アスベストについてもう少し詳しく言うと、来年10月からこういった工事の規制が変わり、有資格者でないと工事を請け負えなくなります。アスベスト取り扱いの資格取得が義務化されるため、業者選びも慎重に行っていただければと思います。
ベランダ防水工事のトップコートについて
続いて、ベランダ防水工事トップコートについてのご相談です。
70代女性の方からで、「9年前に外壁塗装をして、今回ベランダ防水をお願いしました。プライマーの翌日に上塗りをしたところ、夕方見たらベランダ一面に写真のような模様と膨れが出ていた。どう対処すべきか?」という内容です。
まず部分的にやり直す方法でも漏水性能上は問題なさそうですが、見た目としてきれいに補修できるかが問題になります。
翌日に膨れが出ている点については明らかな施工不良だと思います。原因としては乾燥時間を守らずに施工した、表面に水分が残っていた、プライマーやローラーの問題などが考えられます。
塗料には決められた乾燥時間があり、それを守らずに上塗りすると内部の水分が逃げず不具合が出ることがあります。また雨やエアコンのドレン水などで水分が残っている場合も同様の不具合が起きる可能性があります。
さらに下地処理不足や汚れの残りなども原因として考えられます。
対処としては、基本的には全部撤去してやり直すのが望ましいと思います。ただし、お客様が納得できるレベルで補修可能であれば部分補修でも良い場合もあります。
補修はしてもらったけど、それが気になるというのであれば、それは補修したことにはならないんじゃないかな?と僕は考えております。
高速洗浄について
続いて、高圧洗浄についてのご相談です。
60代男性の方で、16年経過したリシン外壁とコロニアル屋根の住宅について、今年2月に外壁塗装工事を行ったとのことです。
高圧洗浄の作業時間が屋根・外壁合わせて1時間強だったが短すぎるのではないか、また数ヶ月後から外壁に黒ずみが出てきたという内容です。
まず洗浄時間については、通常であればもう少し時間がかかるケースが多く、短時間の場合は洗浄圧を上げている可能性も考えられます。
また、汚れが残ったまま塗装された可能性もあり、特に苔などの場合は完全に除去しないと後から浮き出てくることがあります。
通常は落としきれなかった汚れに対しては追加処理を行うこともありますが、汚れの種類によって対応は変わります。
当社では、必要に応じて外装パワークリーナーなどの専用洗浄剤を使い、ブラシなどで丁寧に再洗浄する対応も行っています。
ということで今回は寄せられた質問にお答えしました。気になることがあればぜひコメントでご質問ください。
少しでも参考になれば幸いです。
ご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせくださいませ。













